誰も諦める必要のない社会を
誰もが挑戦し続けられる社会を
awa.tsukuyomi.farm
「What if money was no object? What Do You Desire?」
ーAlan Watts
阿波ツクヨミファームは農産物を無料にし、農業を根本解決(再構築)することを目指しています。
有機農業に転向するきっかけはモノの価値が無くなっていくという資料を見たことからでした。
僕にとってはモノ=農産物が無料になることが未来なんだから未来が分かっているなら未来=無料を目指そうという単純な発想です。
AIにロボットと今ではそれは現実味を帯びてきています。
しかし、農業経験はあっても農業のことを知ってはいなかった僕は農業のことを知ることから再スタートしました。
現在の日本においては農業はGDPに占める割合は1%に過ぎません。
1%であるなら0にする方が多くの人を幸せにできるのではないか?
また未来において無料=効率化が進む中で最後に効率化されるものは何だろう?とある仮説を立てました。
農産物を無料にすることは、極端な話、困るのは農家です。
多くの課題やしがらみを解決することよりも、僕にとってはハードルが低く、シンプルに感じられました。
そして、世界の農地の80%は2ha以下の小規模農家で、小規模農家は世界人口の半分を占め、世界の食糧生産の70%を担っています。
農業を根本解決(再構築)することは何よりも多くの人を幸せにすることができるんです。
農業を手段に、
誰も諦める必要の無い社会、誰もが挑戦し続けられる社会、本当の自由をつくり、農業が本当の自立をすると社会はこんなに良くなるんだということを証明することが僕たちのミッションです。徳島どんなとこ?
温暖で自然が豊かな徳島
中心に日本一の清流『吉野川』が流れ、阿讃山脈、四国山脈を背になだらかな扇状地が広がっています。
阿波地域は葉物野菜、実の野菜、根菜、果物から畜産まで多種多様な農産物が生産されています。
暴れ川としても有名な吉野川の中には日本最大級の川中島、500haの善入寺島があり一面畑が広がる徳島県の農業の中心地です。
関西以外にはほとんど出荷されることはありませんが、長年トップシェアを維持し続けています。
現在は中山間地ですが、川や島、谷、沢など水を連想させる地名が多く残り、
吉野川の氾濫から、ミネラルなど山からの養分がもたらされ形成された日本有数の分厚い豊かな土壌です。
昔の文明を育んだ大河での氾濫農耕ではないですが、山の恵みを今でも吉野川が届けてくれています。
年間晴れ日数:第2位245.9日
植物は運動ができない代わりに光合成を行います。
太陽の光は植物の成長にとても大切な役割を担っています。
阿波市は徳島県で最も瀬戸内海式気候の影響が強い地域で降水量の少ない地域です。
年間日照時間:第6位2092.9時間
太平洋気候との境目に当たる阿波市は雲の流れも面白くソラもとてもきれいです。
植物の生育に不可欠な日照条件を市町村単位で見ると日本有数の地域となる太陽のクニです。
火山国日本では限られた火山の無い地域なので重金属汚染源の一つの鉱山(跡)も少ない地域です。
火山灰でできた土壌は耕起しやすく、本来有機物を豊富に含んでいますが、降雨により流失、植物が必要な養分を吸収しにくいといった欠点があり古来、農業には不向きでした。
阿波地域は火山灰でできた土壌の様な長所はありませんが、養分の流失は少なく吉野川がカバーしてくれています。養分の流失が少ないため、過剰に肥料を使う必要がありません。
肥料を過剰に使う必要が無いため、農薬の利用も少ない地域です。
土作りにより無限の可能性を秘めています。火山灰でできた土壌では無く、風雨の侵食でできた土壌の違い。
普段食べているお野菜とはちょっと違うかも?“生物がどれくらい長生きできるかは、
必要な元素のうち、最も不足しているものの量で決められる”ーJustus Freiherr von Liebig
地中・地上の生物多様性
僕たちはエネルギーを消費し耕起することをやめました。
機械の代わりに、虫や植物の根が土を耕しています。
鳥も動物も、昆虫も目には見えない小さな生き物も、地上や土壌の生き物がどう多様に豊かになるかということだけを考えます。
生き物に影響を与えない様に、除草剤やホルモン剤、有機JAS認証農薬、ストチュウ(酢唐辛子焼酎)、牛乳の様な天然農薬と言われるものも含め、防除のために何かを利用することは無く、生態系防除のみで成立させます。
化学肥料、有機肥料、動物性有機物・堆肥ともに利用していませんが、
刈草、草堆肥、ワカメ等海藻、落葉枝、木竹炭(粉砕木竹)、草木灰、米糠、籾殻を状況により利用(マルチ)します。
土壌に漉き込むことは無く、ある程度の期間は必要ですが、時間の経過とともに肥料分としていつかは働きます。
また野菜に限らず、花など様々な植物を密生混植させることも特徴です。
1つの畝に10種類以上となることも珍しくはありません。
常に数十種類以上、雑草も含め、周囲の環境より種の多様性を突出させることで昆虫を呼び、昆虫を食べる生き物や鳥を呼びます。
ビニールマルチは使用せず、誘引等に分解できる麻紐を利用したり等、プラ製品の利用とゴミの排出を極力減らす様努めています。板が植物が必要な養分だと仮定します。
低い板の所から水が漏れています。
最も欠乏している元素によって支配されているという発想から、必要な養分が少ないために植物の成長が抑制、アンバランスになったり、問題が発生します。
近代の農業においても限られた養分を化学肥料等で過剰に供給してしまう傾向がまだ存在しています。
過剰な養分は植物を人でいうメタボにしてしまいます。(害虫はメタボな植物を好みます。)
土壌の中には数え切れない様々な微生物がいて、様々な有機物を分解し、植物と相互に協力し、お互いに必要な養分を創り出しますが、近年は農薬等により持続的な環境ではなくなってしまいました。
僕達はタルではなく、タライを目指します。養分量という高さはなくとも、板の数を増やし、容積を増やすことで自然栽培でも立派な野菜になる様に、生物多様性をテーマに、全ての因子をバランス良く存在させる様、微生物が沢山活発に活動できる様、土作りを行います。
会社概要
About Us
社名
株式会社経親(ツネチカ)
阿波ツクヨミファームは法人化前の屋号です。
所在地
771-1701
徳島県阿波市阿波町下喜来南97-1
設立日
2014年4月
創業2004年
メールアドレス
support@awatsukuyomi.com
代表取締役
芝橋 宏治
資本金
600万円
事業内容
不耕起自然栽培農産物生産・販売「阿波ツクヨミファーム」、農業を根本解決するWEBサービス「Project THANKA」の開発・運営
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